ふれあい写真教室 実施レポート

2020年1月8日〜10日

休暇村 南伊豆

参加者10名
  • 講師:
  • 大高明
  • 川名廣義

正月気分が残る1 月8 日、伊豆急下田駅から10 名の参加者と講師、休暇村矢田部添乗員で定時(13 時)に出発。前日から重い雨雲に覆われていたが、出発すると雲間から青空と日射しが写真教室を歓迎するように戻って来ました。爪木崎到着後、アロエの赤い花と白い水仙との対比を生かした撮影を指導。温暖な南伊豆でも珍しい、記録的な暖冬の影響で菜の花畑の中に一緒に咲くひまわりを撮りました。夕陽は奥石廊崎から暴風注意報下の強風の中、激しく打ち寄せ、砕ける波涛を逆光で撮影し休暇村へ帰村。夕食後は参加者持参の作品講評会を行い、それぞれの個性を生かした作品が印象的でした。
 2 日目朝6 時ロビー集合で日の出を休暇村前の弓ヶ浜で撮影、希望者のみだったが全員が参加された。朝食後、石廊崎を経て雲見千貫門で昼食を取りながら、岩の造形と荒波が織りなす風景の撮影に時を忘れるほどに没頭しました。雲見崎からの富士山も撮影し、集合写真の後、松崎町の鏝絵で知られる「なまこ通り」の蔵作り街並みを訪れました。堂ヶ島からの夕日日没も撮る事が出来ました。21 時から夜間撮影は月明りの影響で、星空撮影に代え、月光に照らされる弓ヶ浜に打ち寄せる波を、シャッター速度を変えながら撮影し、波のパターンの変化を体験して頂きました。撮影終了時刻は23 時頃になってしまいました。
 3 日目も寝不足の中で、朝の6 時から撮影、雲が多めで日の出は前日とは別の条件下での撮影でした。
 チェックアウト後、休暇村の送迎バスで出発、洞窟を急な階段で降りる龍宮窟や舞磯浜を経由し最終の撮影地下田へ。歴史的な開国の日米下田条約が締結された了仙寺からペリーロードを歩き下田港などを巡り10 日正午に伊豆急下田駅で解散し全日程を無事に終了しました。
 期間中は天気の心配もなく南伊豆を巡り、予定した全ての撮影スポットでの撮影を行うことができました。寒風でない「強風」よって、変化に富んだ南伊豆らしい海岸線の黒い断崖や岩礁に絶え間なく打ち寄せる荒浪、砕ける真っ白な波濤のコントラスト、夕陽と逆光での撮影効果を実感し、堪能して頂けました。遅寝早起きの撮影を楽しめたのも休暇村「南伊豆」が弓ヶ浜に面した立地と天候条件に恵まれた結果でした。
< 文:大高 写真:川名 >

参加者作品