2017年7月2日~4日
休暇村 茶臼山高原
- 講師:
- 出澤達男
- 菅田隆雄
開催数日前までは申込13名と聞いていましたが、当日キャンセルなどが出て結局10名の参加で催行されました。
初日は午後7時から星空撮影の予定でしたが、曇りで空が見えないこともあり休暇村主催の「ホタル観賞会」に便乗しました。
バスで茶臼山近くの大入川辺などに移動して、鑑賞スポット2ヶ所でのホタル観賞を堪能しました。此処のホタルは形の大きなゲンジボタルですが、昨日より半分程度の少なさだったとの事で、写真としては作品にはならなかったのが残念でした。
しかし参加の皆さんは都会に住んでいる方が多く何十年ぶりにかの間近で見るホタルに歓喜の声を上げていました。
早朝の朝日の撮影では、2日目の朝は夜明け前には見えていた空がちょうど太陽の昇る時間に近づくと黒い雲が西から東へ流れてきて、山の合間から太陽が顔を出す時間にはすっかり雲で覆われてしまいました。
3日目の朝にも再チャレンジしましたが、この日は雲が低く日ノ出の撮影スポットは霧の中の状態で、結局日の出は撮影できませんでした。
2日目の前半は日本のチロルと言われる「小栗の里」、高台のビューポイントからの撮影は数人が3脚を立てて並ぶと一杯になるほどの狭さ、順番に撮りましたが皆さんのカットには大きな差は出ません。
しかし風景写真でもシャッタチャンスが有る事の良い教材になり、一瞬の太陽の光の変化をとらえた写真が一味違った写真になっていました。
昼食後45所帯96人が住んでいる街の途中に車を止め、皆さん思い思いのショットを撮っていました。
2日目の後半、現在は廃校になった昭和7年建造の木造校舎「木沢小学校」の撮影では
ちょうど参加者の小学校時代と重なってきたのでしょうか、撮影するのを忘れて校庭の片隅で物思いにふけっている人と、熱心に廃校になった教室を回り古い黒板や机・懐かしい「だるまストーブ」などを撮影している人に分かれました。
いずれにしても、今回の写真教室は早朝から夜遅くまで写真漬けの2泊3日でした。
文:出澤達男/写真:菅田隆雄