2017年11月27日(月)〜29日(水)
休暇村 岩手網張温泉
- 講師:
- コンドウダイスケ
- 山口勝廣
開催前日に台風が通過し一時は開催が危ぶまれましたが、当日は晴天に恵まれ、無事開催することができました。
今回は宮沢賢治の世界観で見た岩手の魅力ということで、初日は賢治生誕の地でもある花巻からのスタートとなりました。集合場所の新花巻駅で休暇村担当者と合流し、宮沢賢治童話村や、賢治ゆかりの滝である「釜淵の滝」を巡りました。みなさま、作品の世界観を体験しつつ撮影を楽しんでおられた様子でした。童話村では自然景観のみならず、童話村内のアトラクションをどう作品にしていくかで盛り上がり、思いのほか撮影し甲斐のあるポイントとなったようです。休暇村へ戻ってからは作品の講評会を開催いたしました。それぞれに力作を持ち寄り、講師陣による講評に熱心に耳を傾けておりました。
2日目の午前中は休暇村周辺の自然を体感できるスポットとして、岩手山神社や御所湖といった岩手山を臨むポイントを中心に、紅葉と岩手山をテーマに巡りました。生憎の曇り空で岩手山のコンディションは今一つでしたが、岩手山神社近辺の紅葉が思いのほかすばらしく、それぞれが工夫をこらしたアプローチで紅葉にレンズを向けておりました。昼食後は盛岡市街へ向かい、町屋や寺町の風情が残る街並みを巡りました。途中、地元の方との交流などもあり、町屋の内部を撮影させていただく機会にも恵まれました。また夜には星空の撮影会を行い、星空撮影の際の露出設定からピントの合わせ方などをレクチャーしつつ、撮影を楽しみました。気温は3℃前後と過酷な状況でしたが、参加者の皆様はいずれも星空撮影が初めてということで、慣れないながらも新鮮な気持ちで楽しんでいただけたようです。
2日目、3日目とも早朝の雲海の撮影から始まり、休暇村のベランダから見える雲海を収めようとみなさん三脚を構えておられましたが、日の出直前に靄に飲まれ、生憎のコンディションとなってしましました。中にはこの雲海の撮影を心待ちにしておられた方もおり、大変悔しがっておられましたが、3日目の朝にはきれいなコンディションの雲海が現れ、リベンジを果たしておりました。
今回の写真教室は自然景観のみならず、幻想的なアトラクションあり町屋めぐりありという多様な被写体でしたが、参加者のみなさんそれぞれに取り組み満足されていました。