ふれあい写真教室 実施レポート

2018年7月9日(月)〜11日(水)

休暇村 茶臼山

参加者10名
  • 講師:
  • 伊東浩
  • 庄子利男

 催行決定時に9 名参加のツアーが、最終的に男性7 名 女性3 名、計10 名の参加となった。前週までの集中豪雨による交通機関の乱れも心配されたが、開催期間中は大きな雨にも遭わずに済んだ。
 初日は14 時半頃から会議室にて翌日のツアー概要を1 時間ほど説明し、その後は持ち込み写真の講評会を実施。
 2 日目は、朝から天候に恵まれ、朝日の撮影、南アルプスの山並み、矢作川水系の渓流を撮っていった。本来なら渓流には多くのツツジが見られるが、前週の豪雨で殆ど流されてしまったのが残念であった。午後からは今回の目玉企画、 岩村宿と明知鉄道に向かった。
 岩村宿は現在放映中の朝ドラ「半分青い」のロケ地で、実在する西町商店街が、ドラマの中では「ふくろう町商店街」となって収録され、毎日朝ドラを見ている参加者は、興奮気味に商店街の景観をカメラに収めていた。
 その後、明知鉄道の撮影ポイントに移動して、1 往復の列車の撮影に成功した。今まで列車等の動体物を撮影経験は乏しく、AF の設定も動体物用のコンティニュアスAF は初体験のようだった。夕食後はホタルの撮影に赴いたが、やはり豪雨の影響でホタルの数が少なく、作品となる写真にまでは発展しなかったのが残念であった。そこでホタル撮影は早めに切り上げ、晴れているうちに星空の撮影に移行した。星撮影も初体験の方が多く、初歩的な設定から説明し、ほぼ全員が満足のいく星空撮影に成功したのはよかった。夜霧が発生しやすい山中の休暇村より、夜霧を避けた街中での星撮影は好判断でった。
 3 日目は朝食後、一人5 点をめどに作品提出してもらい、Lightroom にてデジタル講評しながら、若干の手を加えて作品に近づけていく方法は好評だったようだ。今回は自然の中に街並み撮影を取り入れ、盛りだくさんの被写体提供に満足していただいたようである。
 今回の参加者は撮影歴が長く、其々の被写体への取り組みも自分なりにこだわりを持っている方が多かった。

(文・集合写真:伊東浩、写真:庄子利男)

参加者作品