ふれあい写真教室 実施レポート

2018年4月9日(月)〜11日(水)

休暇村 妙高

参加者10名
  • 講師:
  • 庄子利男
  • 川名廣義

 「休暇村妙高」は、標高2,454mの日本百名山のひとつである妙高山の麓の妙高高原にあり、宿の前のゲレンデを上がれば、遠く志賀高原からの日の出も見渡せる絶景地。建物の3階にある展望温泉浴場の大きな窓からの眺望が自慢で、湯船に浸かりながら妙高山も見渡せる。
 今回の2泊3日の教室では10 名が参加し、その内7名が女性でデジタル一眼レフカメラを趣味にし、より人生を豊かにしようとする中高年女性が増えている感じだ。初日は集合の後に作品講評会を開催し、その後、早い夕食をいただき、夜からは日本三大夜桜で知られる上越市「高田公園」の夜桜撮影へと出発。今年は例年よりも1週間も早く桜が開花したが、ちょうど散り始めの絶妙なタイミングで、提灯の灯りに照らされた幽玄な夜桜の美しさ酔いしれた。2日目は快晴に恵まれ、早朝から日の出を撮影。さらに3日目に撮影する予定だった「松ヶ峰の桜」を天気がいいので繰り上げて撮影し、「矢代川の桜」に「観音平古墳群」や「斐太歴史の里」にて春の訪れを告げるカタクリの紫色の絨毯のような群落を撮影。午後には道路沿いの桜並木を撮影したが、ちょうど桜吹雪の光景で、まさに贅沢な被写体として感動しながら撮影を終えた。3日目は「いもり池」の水芭蕉を撮影し、妙高山の清らかな雪解け水のほとりに慎ましく白く可憐な姿に魅せられ、撮影後は妙高高原ビジターセンターの館長より、妙高山の誕生についての解説もあり、有意義な時が過ごせた。いもり池を後にすると雨が降り始め、宿に戻って昼食後に解散した。今回の参加者は残雪が残る新潟で、遅い北国の春に咲き誇る花々に感動しながら、夢中になってシャッターを押し続けた教室でもあった。
 
文:庄子利男 写真:川名廣義

参加者作品